不動産コラム

【エリア情報】人気ナンバー1 「モントキアラ」を徹底解説

クアラルンプールでの駐在、移住、留学が決まると、多くの方がまず候補に挙げるのが「モントキアラ」です。日本人からの人気が非常に高く、“まずはここから検討する”という方も少なくありません。

しかし一方で、
「実際どんなエリアなの?」
「本当に住みやすいの?」
といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、モントキアラ在住歴12年のスタッフが、現地目線でリアルな情報をわかりやすく解説します。

・モントキアラの特徴と街の雰囲気
・現地の人から見たイメージ
・主な居住者層
・日本人に選ばれ続ける理由
・気になる治安や生活環境

これからお住まいを検討される方にとって、「読めばイメージが具体的になる」内容をお届けします。


 

モントキアラの開発史

「Mont Kiara(モントキアラ)」という名前の通り、このエリアは1990年代後半に山を切り開いて開発が始まりました。

当時は、すでに高級住宅街として知られていたバンサーと比べると、アクセスも悪く「何もない山奥」という印象が強いエリアでした。しかし2000年代に入ると急速に開発が進み、外国人駐在員が次々と居住。一気にクアラルンプール屈指の高級住宅街へと変貌を遂げます。

その後も開発は止まらず、2020年以降も新たな土地が造成され、コンドミニアムの建設が継続。現在では50棟以上のコンドミニアムが立ち並び、総戸数は約10,000〜17,000戸規模に達すると推測されています。

今では「モントキアラ」というブランド力は非常に高く、実際の住所が異なる周辺エリアであっても、“モントキアラ”として販売されるケースも見られるほど。そのネームバリューは、クアラルンプールの中でも特に際立っています。


 

マレーシア人が持つモントキアラのイメージは?


ガーデンインターナショナルスクールとモントキアラの街並み
正面から左の高層マンションが立ち並んでいるのがモントキアラ地区

結論から言うと、「駐在員が多く住む高級エリア」という認識が一般的です。

モントキアラには、クアラルンプールでもトップクラスの学費と長い歴史を誇るインターナショナルスクール、モントキアラ・インターナショナルスクール(MKIS)やガーデン・インターナショナルスクール(GIS)があり、「外国人ファミリーが多く住む街」というイメージを強くしています。

また、生活インフラの面でも特徴的です。
ジャヤグローサー、ビレッジグローサー、QRAといった、輸入食品やアルコール類が充実した高級志向のスーパーマーケットが揃っており、日常生活の利便性とクオリティの高さが評価されています。

そのため、モントキアラは「ローカルエリア」というよりも、どちらかと言えば“外国人向けに整備された洗練された街”という印象を持たれることが多いエリアです。

ショッピングや生活施設については、以下も参考にしてみてください。
→ワンモントキアラのショップガイドはコチラ
→サンウェイ163モールのショップガイドはコチラ
→プラザモントキアラ(Plaza Mont Kiara)のショップガイドはコチラ

 

 

利便性は?

ここ数年で鉄道網が大きく発展したクアラルンプールですが、モントキアラには鉄道駅がなく、基本的には車での移動が前提のエリアです。

ただし立地自体は非常に良く、空港直通列車が発着するハブ駅・KLセントラルまでは車で約15分、KLCC(市内中心部)へも約20分と、主要エリアへのアクセスはスムーズ。車があれば日常生活で不便を感じる場面は多くありません。

「高級住宅街なのに駅がないのは不便では?」と思われがちですが、実はこれには理由があります。
モントキアラは、あえて公共交通機関を通さないことで居住環境の静けさや治安、住民層を保っている側面もあると言われています。

実際、すぐ近くにあるクアラルンプール屈指の高級住宅街ブキット・トゥンク(Bukit Tunku)にも鉄道は通っておらず、“限られた人が住むエリア”としての価値を維持する要素のひとつとされています。

利便性と落ち着いた住環境、そのバランスがモントキアラの大きな魅力です。


 

なぜ日本人居住者が多いのか?

結論から言うと、理由は非常にシンプルです。
「日本人学校への通学のしやすさ」と「日本人向けサービスの充実」、この2点に集約されます。

まず大きいのが、日本人学校のスクールバスの存在。モントキアラは主要な停車エリアとなっており、実際にスクールバスの約8割がモントキアラ方面をカバーしています。お子様の通学を重視するご家庭にとって、これは非常に大きな安心材料です。

次に、生活面での圧倒的な利便性。
モントキアラ内のスーパーマーケットには日本食材コーナーが充実しており、ふりかけやお菓子、インスタントラーメンなど、日常的に必要なものはほぼ揃います。

さらに、日本語対応が可能なクリニック、歯科医院、美容院、学習塾、ジム、エステなども数多く集まっており、「海外でありながら日本に近い生活」が実現できる環境が整っています。

ここまで日本人向けのサービスが集中しているエリアは、マレーシア国内でもモントキアラが突出しています。

そのため、教育移住やMM2Hでマレーシアに来られる方の多くが、まずは「安心して暮らせるエリア」としてモントキアラを選ぶ傾向がありました。

一方で近年は、MRT新線の開通による交通インフラの向上や、ダイソー・ドン・キホーテ・業務スーパーなどの進出により、他エリアでも日本食や生活用品が手に入りやすくなってきています。
その影響もあり、「最初からモントキアラ一択」という流れはやや落ち着き、選択肢が広がってきているのも現在の特徴です。

お客様の声
母子留学で移住。
子供の学校は遠かったのですが海外生活が初めてということもあり初年度は住みやすいと言われるモントキアラを選びました。
日本語が通じるクリニックが近所にあるのは想像以上に有難かったですし、ダイソーでの日用品の購入、スーパーでの日本食材の購入がすべて徒歩圏内でできたことで生活面でのストレスはほとんどありませんでした。
モントキアラでできた友人や情報をもとに2年目以降は学校近くに引っ越し。今は郊外でよりローカルな生活をしています。

 

 

地図で解説


赤い丸がショッピングエリア、青い線がモントキアラのメイン道路を示しています。

コンドミニアムはこの青線沿いに集中しており、その多くに日本人が居住しています。生活動線が非常にシンプルで、「住む・買う・食べる」がコンパクトにまとまっているのが特徴です。

中でも特に人気が高いのが、ワンモントキアラや163リテールパークから北側へ伸びるジャランキアラ(Jalan Kiara)沿いのエリア。日常の買い物や外食に便利で、初めてマレーシアに住む方にも選ばれやすい立地です。

このエリアは1990年代半ばから開発が始まった比較的古いゾーンのため、築年数が経過しているコンドミニアムも多く見られますが、その分立地の良さは抜群。さらに、3ベッドルームでRM4,000前後からと、モントキアラ内では比較的手頃な家賃帯も魅力です。

なお、住所表記にも特徴があります。左側の通りから順に「ジャランキアラ5」→「ジャランキアラ3」→「ジャランキアラ4」→「ジャランキアラ」と並んでおり、住所を見るだけでおおよその立地が把握できるのもこのエリアならではのポイントです。


 

治安は?

モントキアラは、クアラルンプールの中でも比較的治安が良いエリアとされています。歩道が整備されており、日中は徒歩で移動する方も多く、落ち着いた住環境が保たれています。

ただし、日本と同じ感覚で過ごすのは禁物です。
実際には日中でもバイクによるひったくり被害が発生しており、交番の前で被害に遭ったケースもあるため、最低限の防犯意識は欠かせません。

安心して生活するために、以下のポイントは意識しておくと良いでしょう。

・カバンは車道と反対側に持つ
・夜間の一人歩きはできるだけ避ける
・万が一引っ張られた場合は無理に抵抗せず手を離す

「治安が良い=安全」ではなく、「比較的安心して暮らせる環境」という理解が現実的です。

いかがでしたでしょうか。
モントキアラは利便性・生活環境・コミュニティのバランスが取れた、非常に人気の高いエリアです。

弊社にはモントキアラに精通したスタッフが複数在籍しており、賃貸・売買ともに最新の情報をご案内可能です。
物件選びから生活の立ち上げまで、ぜひお気軽にご相談ください。
 

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