不動産コラム

【売買】マレーシア不動産購入、所有、売却時の費用まとめ

マレーシア不動産を購入する際には、物件価格のほかに、印紙税、弁護士費用、外国人購入に伴う手続き費用、ローンを利用する場合の費用などが発生します。また、購入後には管理費や税金、売却時には弁護士費用や不動産譲渡益税(RPGT)なども考慮する必要があります。

特に外国人による不動産取得では、2026年1月1日から不動産移転にかかる印紙税率が8%となっており、購入時の資金計画に大きく影響します。本記事では、購入前に把握しておきたい主な費用を、購入・保有・売却の3段階に分けて整理します。

制度情報確認日:2026年8月31日
税率・政府手数料・弁護士費用・管理費等は、制度改正、物件価格、州・自治体、物件、取引内容によって異なる場合があります。実際の購入時には個別の見積りと最新条件をご確認ください。

マレーシア不動産購入時の主な諸費用

購入時には、物件価格とは別に印紙税、弁護士費用、州政府関連費用などが必要です。ローンを利用する場合は、ローン契約の弁護士費用、印紙税、物件評価費用も加わります。

金額は資金計画のための目安です以下の金額は、KL不動産の取扱実績、現行サイトの掲載情報、法定スケール等をもとにした参考値です。物件、州、取引形態、弁護士・銀行・デベロッパーの条件等によって実際の金額は異なります。購入時には個別の見積りをご確認ください。
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項目 具体的な目安 補足
州政府合意・外国人取得関連費用 RM3,000程度 参考目安。州・物件により異なります
売買・所有権移転の弁護士費用 物件価格の1.25〜2.25%程度 物件価格や取引内容により異なります。プレビルドでは、デベロッパーの販売パッケージに弁護士費用が含まれているケースが多くあります
不動産移転印紙税 外国人は8%
RM1mil=RM80,000
RM2mil=RM160,000
2026年1月1日から。マレーシアPRは除きます
署名・書類関連費用 案件ごとに実費 日本で署名する場合など、認証・国際郵送等が必要となる場合があります
ローン契約の弁護士費用
ローン利用時のみ
ローン総額の1.25〜2.25%程度 プレビルドではデベロッパーのパッケージに含まれるケースが多くあります
ローン契約の印紙税
ローン利用時のみ
融資額の0.5%
RM600k借入=RM3,000
RM1mil借入=RM5,000
一般的な住宅ローン契約の目安
物件評価費用
主に中古+ローン利用時
RM1mil物件で約RM2,000〜3,000程度 評価額・評価会社・実費等により異なるため参考値
KL不動産の購入サポート 原則 不動産価格の2%
RM1mil物件=RM20,000
RM2mil物件=RM40,000
ご希望に応じて選択いただける購入サポート。必須ではありません。
購入サポートの内容を見る →

RM1,000,000の物件なら

外国人の不動産登記印紙税はRM80,000。これに州政府合意取得費用、弁護士費用、署名・郵送等の実費が加わります。

ローンを利用する場合

ローン関連費用に加え、ローン総額の0.5%の印紙税が目安。60%・RM600,000の借入なら印紙税はRM3,000です。

購入サポートは選択制

KL不動産の購入サポートは必須ではありません。ご利用の場合は原則物件価格の2%です。
サポート内容を見る →

プレビルド物件では、デベロッパーの販売パッケージに売買契約の弁護士費用やローン関連費用の一部が含まれているケースが多くあります。そのため、物件価格だけでなく、購入完了までに実際に必要となる総額を確認して比較することが重要です。

外国人のマレーシア不動産ローンについて詳しく見る →

外国人の最低購入価格にも注意

マレーシアでは、外国人が購入できる不動産の最低価格が州・地域ごとに定められています。KL不動産が主に取り扱うクアラルンプールではRM1,000,000以上が基本的な目安です。

一方、セランゴール州では、KL不動産が主にご案内する外国人向け住宅についてRM2,000,000以上が基準となるエリアが一般的です。通常の住宅購入で、外国人最低購入価格を満たす物件であれば大きな問題となるケースは多くありませんが、州・物件区分ごとに条件が異なるため、購入候補ごとに確認します。

2026年から外国人の不動産移転印紙税は8%

2026年1月1日から、マレーシア国籍を持たず、マレーシア永住者(PR)でもない個人が不動産を取得する場合、不動産移転にかかる印紙税は8%の定率となりました。

MM2H参加者にも原則として外国人向け8%が適用
MM2H参加者であることを理由とする、この外国人向け不動産移転印紙税の免除はありません。永住者(PR)に該当する場合は取扱いが異なります。

印紙税の計算例

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物件価格 印紙税8%
RM1,000,000 RM80,000
RM2,000,000 RM160,000
RM3,000,000 RM240,000

※実際の課税標準は取引内容や評価等により確認が必要です。上表は物件価格に8%を乗じた単純な参考例です。

KL不動産の購入サポート

海外不動産では、物件を選ぶだけでなく、契約、支払い、デベロッパーや弁護士との連絡、引き渡しまで、購入完了までに複数の手続きが続きます。KL不動産では、こうした一連の購入手続きを日本語で進めたい方に、購入サポートをご用意しています。

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KL不動産の購入サポート
物件選びから引き渡しまで、日本語で伴走。

購入サポートの費用は、原則として不動産価格の2%です。購入サポートは必須ではなく、お客様のご希望に応じてご選択いただけます。

物件選び
購入目的や将来の運用まで踏まえ、候補物件を比較します。
契約・支払い
契約書類の確認をサポートし、支払い時期を確認・ご案内します。
ローン・連絡調整
ローン申請の準備や、デベロッパー・弁護士等との連絡をサポートします。
引き渡し
鍵の引き渡しや初期不良の確認まで、購入完了に向けて伴走します。

海外不動産だからこそ、「購入するまで」ではなく「安心して受け取るまで」。
購入サポートをご利用にならない場合
KL不動産から購入サポート費用はいただきません。その場合は、デベロッパーや弁護士との英語での連絡、契約・支払い・引き渡し等の進行管理をお客様ご自身で行っていただきます。

※契約書類の確認サポートは法律相談・法的助言ではありません。初期不良確認は専門技術者による建物検査を意味するものではありません。

購入後にかかる主な保有費用

保有費用は物件による差が大きいため、購入前に管理費まで確認しておくことが重要です。保有費用は物件によって異なります。以下は、クアラルンプールの一般的なコンドミニアムを想定した参考値です。

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項目 具体的な目安 補足
土地税(Quit Rent) 専有面積 × RM0.035程度/年
1,000sqfなら約RM35/年
参考目安。物件・土地条件等で異なります
固定資産税(Assessment) 1,000sqfで年RM1,000程度 DBKLの住宅用税率はAnnual Valueの4%。実際の評価額で計算されます
火災保険料 1,000sqfで年RM125程度 建物一括加入分を専有面積等で按分する例。物件により異なります
管理費 一般的:約RM0.5/sqf・月
高級レジデンス:約RM1〜2/sqf・月
1,000sqfなら一般的な物件で約RM500/月、高級物件ではRM1,000〜2,000/月程度が目安
修繕積立金(Sinking Fund) 管理費の10%程度 例:管理費RM500/月なら約RM50/月。物件により10%超の場合もあります
水道・電気等の保証金 RM1,000〜2,000程度 契約・開栓時の目安。通常は解約精算後に返金対象
賃貸収入に対する所得税 非居住者:課税所得に30% 居住者は累進課税。課税所得の計算や控除可能経費は個別確認が必要です
1,000sqfの一般的なコンドミニアムなら
管理費RM0.5/sqfの場合は年間約RM6,000、修繕積立金を10%とすると約RM600。固定資産税約RM1,000、土地税約RM35、火災保険約RM125を加えると、年間約RM7,760がひとつの目安です。高級ブランドレジデンスでは、管理費だけで年間RM12,000〜24,000程度になることもあります。

マレーシア不動産の賃貸収入と税金について見る →

売却時にかかる主な費用

売却時には、売却価格に対する仲介手数料、弁護士費用、利益が出た場合のRPGTを確認します。

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項目 具体的な目安 補足
不動産譲渡益税(RPGT) 外国人:1〜5年 30%
6年目以降 10%
売却価格そのものではなく、原則として課税対象となる譲渡益に対して計算
仲介手数料 通常 売却価格の3%程度
RM1mil売却=RM30,000
RM2mil売却=RM60,000
実際の契約条件・SST等は依頼先へ確認
売却時の弁護士・手続き費用 RM2.08milの中古物件売却例:
約RM1,770
売却に必要な書類作成・手続き等の実例。案件により金額は異なります

RM2,000,000で売却するなら

仲介手数料を3%とするとRM60,000が目安です。

弁護士・手続き費用

RM2.08milの中古物件売却例では約RM1,770。案件により異なるため個別見積りとなります。

売却益がある場合

外国人のRPGTは、保有1〜5年は30%、6年目以降は10%。売却価格ではなく、原則として課税対象となる譲渡益に対して計算します。

外国人の不動産譲渡益税(RPGT)について詳しく見る →

購入価格ではなく「総投資額」で比較する

マレーシア不動産を比較するときは、販売価格だけを見るのではなく、購入時の印紙税・弁護士費用・ローン関連費用・購入後の管理費・税金まで含めた総投資額で考えることが重要です。

特に2026年以降は外国人の不動産移転印紙税が8%となったため、以前よりも購入時諸費用が資金計画に与える影響が大きくなっています。物件価格が高くなるほど金額も大きくなるため、購入候補を比較する段階で概算を確認しておくことをおすすめします。

よくある質問

Q. 2026年から外国人の不動産印紙税はいくらですか?
マレーシア国籍を持たず、マレーシア永住者(PR)でもない個人による不動産移転については、2026年1月1日から8%の税率が適用されます。
Q. MM2Hを取得していれば8%は免除されますか?
MM2H参加者であることを理由とする免除はありません。外国人でマレーシア永住者(PR)ではない場合、原則として外国人向けの税率を確認する必要があります。
Q. プレビルド物件なら弁護士費用はかかりませんか?
デベロッパーの販売パッケージによって一部の弁護士費用等をデベロッパーが負担する場合がありますが、すべての費用が含まれるとは限りません。購入前に対象範囲を確認します。
Q. ローンを使うと追加費用がありますか?
はい。ローン関連の弁護士費用、ローン契約の印紙税、評価費用等が発生する場合があります。ローン契約の印紙税は融資額の0.5%程度が一般的な目安です。
Q. KL不動産の購入サポート費用はいくらですか?
原則として不動産価格の2%です。物件選びから契約、支払い確認、デベロッパー・弁護士との連絡調整、引き渡しまで一連の購入手続きをサポートします。

購入前に、物件価格と諸費用を一緒に確認する

KL不動産では、物件価格だけでなく、印紙税、弁護士費用、ローン利用時の費用などを含めた購入予算を確認しながら物件選びを進めます。購入候補がまだ決まっていない段階でもご相談いただけます。

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